PCで 24bit 176.4KHz/192KHz の音楽を聴く

聴き倒した音楽でも、静的アップサンプリングすると、初めて聴いた時のような感動、発見がある!

高橋幸宏: ...ONLY WHEN I LAUGH(flac 192kHz/24bit版)

e-onkyo musicで始まっている”ハイレゾ音源”が拡充してきました。昔のようにDRM縛りはなく、また96kHzという低レートではなく、欧米のように24bit192Khzがスタンダードになってきました。ということで、めぼしいものはポツポツ買って楽しんでいますが、

そんな中見つけたのが高橋幸宏「...ONLY WHEN I LAUGH」です。今でいうYMOロスを埋めるべく、メンバーのソロ作品はMUSTで入手していましたが、80年代の雰囲気満載のこの作品はお気に入りです。当時このアルバムはレコード版に比べてCD版は「音が軽いなあ」と思っていましたが、今回のリマスタリングの効果はいかに。

この時期のマスタはもうデジタルが多いので、ちょっとそのあたりも心配です。70年代の幅広アナログマスターテープからのリマスタリングにはかなわないからです。

購入したのはFLACフォーマットで24bit192Khzです。メタデータの充実を期待していましたが、特段なにもないと言っていいでしょう。

一曲目から「ああいい音だ」とおもいます。音数が少ないので、サステイン、リリースで消えていく小さな音が、くっきり聞こえるようになったのがわかります。そしてそのおかげて、ベースの音も音色的には乾いているけど豊かになっています。


この効果は、作品の中でストリングが多用されている4曲目でも抜群です。CD、e-Onkyo版、CDのアップサンプリング版の波形を並べてみました。曲頭の空白部や、ノーマライズのレベルも違うので、まったく同じ個所での比較ではなく、特徴的な個所で並べてみました。

右のアップサンプリングは弱めのディザが入っているので、そのような形になっていますが、今回の波形である真ん中は、アナログテープをベースにしたリマスタリングに似ていい感じです。


ただスペクトラムでみると20Khzを過ぎたあたりでの落ち込みが気になります。これは44.1Khzデジタル録音時に、デジタルひずみを防止するため手前でカットオフしたマスタ音源を、のちにそれ以上のサンプリングレートでアップサンプリングした場合にみられる形に似ています。

このブログでたびたび書いていますが、こうなったときは、Upconvでおもいきって20KHzでばっさり切って、それをマスタにするということもやったりします。これはもうアナログからデジタルへ、そしてまだデジタルが44.1~48KHzが限度だったころの、80年代中盤の音源らしい特徴になるのでしょう。

とはいえちまたに蔓延する、CD音源をマスタとしてアップサンプリングして「ハイレゾ音源です」という偽物とは、もちろんe-onkyoのこの作品は別物です。もっといい音で、大好きな作品を聞き直したいというこのブログのテーマ、目的を実現してくれます。

しかしe-onkyoも他のハイレゾ音源サイトもそうですが、掲載されているすべてのデータが「そう」ではないので、購入前によく説明を読む必要があります。

RAID1上のハードディスクが壊れたので交換する

左が今回壊れたHDD(タイ製)で、
右が新たに購入したHDD(マレーシア製)
同じWD製のGreenモデル
3年ぶりにハードディスクが壊れました。前回の障害発生時は前兆がありましたが、今回のは突然やってきました。ちょうど一ヶ月前の投稿で下のように書いていたのですが、その通りになりました。。。
スペック的にはいけそうですが、如何せんどのパーツも3~5年もの。特に回転もののHDDはいつ逝ってもおかしくありません。
さて急に右下のトレイアイコンに黄色の三角マークが表示されました。「これはまずいやつだ」とおもいつつクリックすると、インテルラピッド・ストレージ・テクノロジー(長いので以下「インテルRST」)で下のように表示されています。
2つあるRAID1アレイの片方に含まれる2台のハードディスクのうち、1台が認識されていないとあります。最初は左の表示だったのですが、しばらくすると右の表示に変わりました。「内部の未使用ポート1」が消え、黄色い三角が付いた「内部ディスク」に変わりました。

RAID1なので一台が停止しても問題なく動作するとはいえ、このアレイにはOSシステムが存在しているので、残りの1台が壊れると全損します。さらにこのアレイは同じモデルのHDD2台で構成されているので、故障時期が似る可能性があります。よってなるはやで対応する必要があります。

スペア用に用意していたとおもっていたHDDを使ってしまっていたので、ネットで一番早く届くだろうショップを探し注文を済ませます。

RAIDの故障、復旧経験は5、6回あることもあり、複雑なパラメーターのコマンドを打ち込む必要がないこのインテルRSTという神アプリがあるとはいえ、慎重に進める必要は身にしみています。

まずはステータスを確認すると劣化して切り離されたHDDはポート1に接続されていることがわかります。

あとステータス表示が揺れていることが気になったので、あえてここでインテルRSTを2年新しいものにバージョンアップします。正確な情報をベースに作業する必要があるからです。新しくなったステータス画面ではいろいろ情報も整理されているようです。


 さて具体的にPCケースの中にあるどのディスクを物理的に取り替えればいいのでしょうか。使用しているマザーボードASUSTek P7P55D-EのマニュアルによるとHDDの接続ポートは全部で6つあります。
 ここで注意しなくてはいけないのは、インテルRSTでの今回障害が発生しているポート1とは、このマザーボード上ではインテルSATA2に相当するということです。インテルRSTではポートは0からはじまっていますが、マザーボード上のインテルSATAは1からはじまっています。これは同じインテルテクノロジー用語中での表記ということもあり普通に間違えそうです。もし慎重に進めていなかったら。。。

翌々日にHDDが到着したので、インテルRST上では論理ポート、マザーボード上ではインテルSATA2に接続されている物理ディスクを交換して起動します。BIOS起動時にも再構築は可能ですが、インテルRSTが便利なのでOSを普通に起動させます。そして「スペアとしてマーク」をクリックして再構築を開始します。



だいだい再構築に6時間ぐらいかかりましたが無事完了です。ちなみに再構築中にも作業は可能です。

なお予め空きポートに予備のHDDを接続しておくと、障害発生時にすぐに再構築することができて便利?です。3年ぐらいなにもないという可能性もありますが、HDD障害によるダウンタイムを持ちたくない場合に使えます。または3台でRAID1という方法もありますが、書き込み時のパフォーマンスが冗長になるため落ち込むかもしれません。

ヘッドフォンのイヤーパッドを換装する


アップサンプリングをしまくっていた2008年に、その膨大な音の情報をもっとよく聞きたい!とおもいはじめましたが、ちょうどそのころ愛用していたソニーのスタジオ用ヘッドフォンとモニターヘッドフォンが連続して、ソニータイマーが発動してまさかフレームが壊れました。そこでヘッドフォンを新調しようと試聴を繰り返して辿りついたのが、下のオーディオテクニカのATH-AD1000でした。

手持ちで持っていたゼンハイザーのヘッドフォンと同じ、オープンエアタイプを探していたのですが、なかなかいいものに出会えませんでした。

そして最後に試したのが、当時はまったく購入対象にしていなかったこのオーディオテクニカのヘッドフォンで、これを試聴をするとその色をつけない明快さが素晴らしい。やはり試聴は大事です。

モデルとしてはこのATH-AD1000はエントリークラスで、AD2000という上位のモデルもありましたが、当時の出力側のパソコン音源ボードとヘッドフォンアンプとのバランスから、「まずはこれでいこう」と購入しました。


しかしそれから7年。イヤーパッドの周囲のカバーはとれ、耳にあたる部分の東レの誇るエクセーヌも経年劣化しました。

そこで数年前に発売されていた新モデルに新調しようかとおもったのですが、このイヤーパッドの劣化はそこそこ前から始まっていたので、今度はより耐久性がよいもの、本皮がいいなとおもってオーディオテクニカのサイトで見つけたのがこのATH-W5000です。
イヤーパッドが「スペイン産ラムスキン採用で耐久性アップ」とあっていいのですが、問題はオープンエアタイプではないこと。がっつり密閉型です。どうしてもオープンエアタイプがいい

さてページの下の方をみると小文字で「交換イヤパッドHP-W5000(税抜 ¥5,000.)」とあります。そうだこのイヤーパッドだけを手に入れよう。機種が違っても多分大丈夫だろう。同じ会社の製品だし・・・。そう自分を納得させて単品で買えるところで注文して換装開始!

簡素な箱に入ってやってきましたが、これで十分。
箱の中身は透明ビニールに入ったイヤーパッド
換装のしかたが書かれた紙が一枚入っています。
左が表?の耳にあたる側
右が裏のユニット側に取り付ける側
上が新しいラムスキンのもの
下が7年間酷使したイヤーパッドのなれの果て
ちなみに古いパッドの方は周囲の飛び出ているバリを全て剥がして、何回かお湯+アリエールで予備洗いをしてから、さらにお湯+オキシクリーンにつけることも2回と徹底的に洗浄したところ、またサラサラでフカフカになったような気がします。うーんまずはこれを試してみてもよかったかも。

古いパッドをとりはずしたところ
この機会にアルコールで拭いておきます。
とりつけはヘッドフォン(上)のふくらんでいる方と
パッド(下)裏側のカバーが長いほうを合わせてはめていきます。
(写真ではどちらも左側がそれ)
換装を終えた状態
さらっと終わったようにみえますが、換装作業はやはりサイズが違うのか、丁寧にする必要があります。これ入らないだろうとおもったことも何度か・・・。根気よく少しずつへめこんでいきました。

ラムスキンのさわりごごちは最高です

さて換装後ですが、イヤーパッドを変えるだけで新しいヘッドフォンのような気が味わえます。それは耳につけた感じが今までと全く違うこともそうですが、固定スピーカのそれとはいえないまでも、やはりハウジングが変わると音に影響するため、とおもわれます。

Windows 10 がやってくる

はじめに

前回の投稿から1年と3ヶ月。すっかりBabyfaceに満足してしまって4年。激闘の末に安定稼動に入ったPC環境に、無料で新しいOSに移行できるというお知らせがきました。

史上最高の Windows を手に入れましょう。
無償アップグレードは期間限定です。この機会をお見逃しなく。* 今すぐアップグレードを予約しましょう。
現在のPCは2010年に自作した当時のWindows 7のまま。途中Windows 8の発表がありましたが、安定状態にあってはお金をかけて移行する必要はありませんでした。しかしこんどは無償そして期間限定です。考えてみないわけにはいきません。。。

1 アップグレードすべきか?

Windowsと音声インターフェイスの歴史を考えると、別投稿で書いているように音声まわりはサービスパックで機能強化、改善されてきました。つまり最初のメジャーリリースでは音声まわりは後回しにされるはずです。全ての機能を盛り込むのは不可能である以上、優先順位が下がるのは残念ながら、しかたがないことです。

そうなると「後でいいか」とおもうわけですが、無償でアップグレードができるのは発売後一年以内とのことなので、それまでに決める必要があります。

決定な理由になるだろうものが、今回のWindows 10はライセンス的に、今後の無償アップデート対象のベースOSなるという点です。つまりと音声まわりを含む改善が一年後以降も無償で受けられることになり、それはもうアップグレードするしかないでしょう。

2 いつアップグレードすべきか?

あとはいつアップグレードするかです。機器ベンダーは現在最終ベータ~RTM版で検証を行って、リリースと同時のタイミングでドライバ等をアップデートするでしょうが、その検証はいかんせんサンプル数が少なすぎます。

そこで結局は、リリース後に実際のユーザから送られる大量のフィードバックを受けて、ソフトウェアやドライバがアップデートされるタイミングが理想です。つまり使用しているDAC等機器ベンダーが出すであろう、Windows 10用の”バグFIX”リリース以降、一年後の2016年7月まで。この期間にアップデートです。

3 個人的には冒険したい

個人的にはリリース直後にアップグレードするつもりです。これはWindows7のときに思ったのは、結局こんなマニアックな多様なビットレート音源を楽しむ環境をある程度安定させるには、自分からレポートしないといけない、そして実際に当時技術者とやりとりがあり改善されたということがあったからです。

ハイレゾという言葉もない2009-2011年当時はまだまだ、問い合わせると「こんな報告はお客様がはじめてです(本当です信じてください的な)」というところからのエスカレーションは力仕事で疲弊しましたが、さすがにユーザの裾野が広がっている今日、そうはならないとおもいます。

4 現在のPC環境がそのまま使えるか

さて現在のPCは2010年初めに自作したものです。5年以上も経っているのでWindows 10は動くだろうかという心配はあります。そこで5年間の遷移を含めて現状を確認します。

CPU:
当時のIntel Core i7-860がそのまま動いています。CPUクーラーも当時のままです。最新のCPUと比較するために「Intel(インテル)CPU性能比較」を参照してみると、同ワット数での現在のCore i7は、倍以上の性能を持っているようです。

RAM:
8GBでスタートしましたが知人の「処分するよ」というマシンから4GBx2を貰って当時と同じマザーボードの空きスロットに増設、現在は16GBになっています。スワップメモリは不使用。

HDD:
RAID0でスタートしましたが、1年後にアップサンプリングのしすぎもあり増設2年後に障害が発生しRAID1の2TBx2+2TBx1に変更。その後、RAMと同じく処分PCにあった2TBのHDDを2台貰ってRAID1をワンペア追加。現在はRAID1の2TBx2x2ペア+2TB1台、計5台を内蔵しています。これが可能になったのも大きなケースで空間的余裕があったためと、電源も付属ケーブルを追加するだけ対応できたためです。大きいものを買っておいてよかった。

グラフィックボード:
こちらは自作直後にHD5750からファンレスのHD5450に換装しています。CPUと違って現在の主流は何倍~何十倍の性能がアップしているようです。

USBDAC:
Babyfaceのままで。本国のサイトではまだWindows10向けのドライバはないようです。

スペック的にはいけそうですが、如何せんどのパーツも3~5年もの。特に回転もののHDDはいつ逝ってもおかしくありません。同じ回転ものでファンもありますがいまだ鳴きもせず快調です。あと気にすべきなのはRAIDです。現在RAID1の2ペアというあまりないだろう構成ですし、Windows7の時も最初はRAIDは標準ドライバではインストールできませんでしたので、今回もなにかあるかもしれません。

そして一番ありえそうなものを書いてしまいましょう。Waveupconverterなどの静的アップサンプリングツール動かなくなることです。((;゜Д゜)ガクガクブルブル




5 「Windows 10を入手する」が表示されない


(公式案内より)
ということでこちらはアップグレードする気まんまんなのに、右下に突然あらわれるはずの通知アイコンが表示されません。更新プログラムを確認しても全て適用済みです。この通知は、更新プログラムkb3035583で提供されますが、そのインストール先のディレクトリ(C:\Windows\System32\GWX)を開き、中のファイルを確認しても、ちゃんと公式のファイル情報と同じディレクトリとファイルがあります。

直接EXEを実行してもダイアログ等は表示されません。マルウェア対策アプリのログにもストップさせたという記録はありません。WindowsがOEM版なのが原因なのかなとおもいましたが、そこで

1 念のため再起動してから、
2 コントロールパネルの更新プログラムのアンインストールでいったん削除。
3 (要求されなくても)再起動して、
4 個別の専用インストーラー(windows6.1-kb3035583-x64)を取得実行
5 さらに再起動すると、
ようやくでました。そして環境も今のところ問題はないとの結果で一安心です。




6 「ブログの内容使われてますよ!・・・勝手に」

さて、以前の投稿で書いていますが雑誌やネットのオーディオ情報は見ていません。ですがひょんなことから見る場合があります。それや友人やこのマイナーなサイトを見てくださった方々から、「ここにあそこにブログ内容が使われていますよ」というお知らせです。

ハイレゾの定義が決まったよ。でもHD Audioのことも忘れないでほしい。。。

平成26年3月26日 25JEITA-CP第42号
「ハイレゾオーディオ」と呼称をする場合
”CD スペックを超えるディジタルオーディオ”であることが望ましい
一般社団法人 電子情報技術産業協会 コンシューマ・プロダクツ部

 すると20年前に、96KHzでのデジタル録音と再生を楽しませてくれた、5万前後で購入できたコンシューマ向けのDAT機器が、既に「ハイレゾオーディオ」だったことになるわけです。

 この度のこの”周知”は、一方の映像スペックが、CD製品化の1982年から30年にわたり、絶え間なくアップグレードされてきたことに対して、オーディオの不遇さを、とてもよく表しているとおもいます。

 さてそもそも今回の周知の目的は声明の中で、「マーケットでの混乱を回避し正しい理解が得られることを目的として」とされています。つまり既に使われていた"ハイレゾ”をスペックで追認したわけです。

 しかし10年前の2004年にIntel社が既に、スペック先行で「HD Audio」を提唱したことを思い出したいとおもいます。その序文の目的には次のように書かれてあります。


 PCオーディオの一段の向上が目的とされ、それに付随する各種スペックが定められました。そして数年後、マーケットのほとんどのPCでは、購入者が望む望まないに関わらず、最低24bit、192KHz、転送レート48Mbps等がサポートされ、デジタルスペックでオーディオ専用機を凌駕しました。

 大量生産の結果、高性能のオーディオチップの低価格化が進み、数百万円するオーディオ機器の蓋を開けてみると、一万円しないPCボードで使われているDACチップまわりが使われていたという事態をもたらしました。

 さて、以下はこのHD Audioの音声ストリームの定義の一部です。ベースレートに対する倍率で指示するというのがおもしろいです。

 今回のハイレゾの周知は、下限を定めるという点では前進でしたが、内容はまだまだ20年前。今後、ぜひ上位定義を設け、ここにあるような、すでにあり実際に使われている分類を利用してほしいなとおもいます。例えば192KHzないし176.4KHz 再生可能な場合は、

 ハイレゾx4
 または
 4倍ハイレゾ!
 (注:ドラゴンボールでの「4倍界王拳!」風に読むこと)

とか。ただ映像がすでに4Kになっていることを考えると、8倍ハイレゾを目指しても
いいんじゃないかと。

 あと今一番必要なのは安定です。44.1KHz、176.4KHz、192KHzが交互に再生される場合でも、安定してビットパーフェクトで再生できること、これが意外にないのです。


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MMCSS for ASIO オン!で様子をみることにする

 先週、Babyfaceのドライバがアップデートされた。ファームウェアも先月バージョンアップされていたようなのでまとめて更新することにした。

 ファームウェアは204に、ドライバは1.036になった。ReadMeを見るとTotalMix FX の更新が入っており、ミキサーに大きな変更が入っているようだ。見た目もブラッシュアップされ、いろいろ面白そうだが今度いじることにする。

 さてアップデートしておもったのは、以前放棄したASIO接続を再トライしてみようということ。


 
 まずは下層のUSB Settingsから変更する。Aboutにある「Enable MMCSS for ASIO」を有効にする。これについてはReadmeに以下の記述がある。変更はASIO reset後に有効になるとあるが、具体的なresetの方法が不明なので、とりあえずPCを再起動する。
- Note: At this time, activating this option seems to be useful mostly with the latest Cubase/Nuendo at higher load. With other software this option can decrease performance. The change becomes active after an ASIO reset. Therefore it is easy to quickly check which setting works better.
 MMCSSは、Multimedia Class Scheduler Serviceの略で公式の説明にあるように、CPUの使用優先度を宣言するもので、音楽だけではなく映像などの文字通りマルチメディア処理で使用される。

 またこのMMCSSは、以前の記事等でたびたび紹介している排他モードとも深い関わりがあり、Windows Vista以降でOSの安定性とパフォーマンスのバランスを高いレベルで実現してくれるもので、WindowsXPでオーディオを楽しんできたユーザにとっては、感謝感激、ありがたやーのしくみである。

 ただReadmeの記述にもあるように、他のソフトウェア(の処理)が低下する可能性があるので、他にリアルタイム性を要求される仕事をされる方には向かないかもしれない。

 さてここで1つ困ったことがある。このあたりの詳細な説明がRME社のサイトで見つからないのである。だからあくまでもこうなっているはずとという推測というか期待で楽しむことにする。

 ちなみに、別のオーディオベンダーのドライバのソースコードをみると、次のようになっていて、Pro AudioAVRT_PRIORITY_CRITICALの部分に興奮する人がいれば、お仲間であるが、、、、これ以上は触れないことにする。
hAv = fnAvSetMmThreadCharacteristics("Pro Audio",&AvTaskIdx);
if (hAv){
 fnAvSetMmThreadPriority(hAv,AVRT_PRIORITY_CRITICAL);
 dpf("======= Boosting ASIO driver thread priority with MMCSS\n");
}
 さて下層の設定が終わったので、次は上層の設定である。Foobar2000のPreferencesの一番下にAdvancedがある。ここでUse MMCSSにチェックを入れ、Fb2kの再起動を行う。

 1つ上の項目、Thread priorityは7になっているのでそのままにする(もしかして以前、自分で変更したままかもしれません)。この数値がMMCSSでのPriorityとすると低い優先度なのだが、これ以上大きい数字をいれても7に戻されるのでこれで我慢。


 これでしばらく楽しむことにします。

Berryz工房 この指とまれ/ゴールデン チャイナタウン

2008年リリースのBerryz工房のCDアルバム「5(FIVE)」の2曲目に位置する「この指止まれ」をアップサンプリングしたもの。サイズはFLACエンコード後で159MB、ビットレートは4930kbps。

毎度毎度、いい曲を求めてラジオやネットを彷徨っていたときにぶつかった曲。大好きな作曲時のインスピレーション、興奮が感じとれるような曲で、歌詞も無駄に壮大なのがいい。




あと鈴木俊介氏による編曲もすばらしい。作曲者であるつんく♂氏のあらけずりな?曲構成は残しつつ、音もシンプルに抑えている。

"ももち"こと嗣永桃子の歌のうまさを引き立てているのは、やはりギター出身者のアレンジによるものか。同じくギター奏者の渡辺香津美氏がアレンジした曲を好きになるのは、なにか共通点があるのかもしれない。



上記はライブ映像だが、彼女たちはライブでも口パクではなく、生歌なので…これはこれでいいが、がっつりアップサンプリングするならCDからをお勧めする。音がより伸びやかに、跳ね上がるはずだ。

この鈴木氏が同じく編曲で参加したのが、Berryz工房の「ゴールデンチャイナタウン」である。サイズはFLACエンコード後で183MB、ビットレートは5012kbps。

タイトルだけでも80年代を思わせるが、音も非常に楽しいものとなっていて、あいかわらず鈴木氏のアレンジが炸裂している。

キラキラ、バリバリの音はアップサンプリングすると滑らかに、耳あたりがよくなるものだが、ここでもそうでした。






最初のアップサンプリング記事から4年

再生環境に引き続き、アップサンプリングの方法についても現在行っている方法について、こちらもまとめておきます。

最初にWaveUpConverの紹介をしたのが今から4年前ですが、今でもお勧めは全く変わりません。新しいツールは数あれど、またこのソフトウェアは既に開発はストップしていますが、安定性だけとってみても素晴らしいです。

WindowsXP(32bit)からWindows7(64bit)に変わっても、しかるべき回避策をとれば問題なく最高の体験をさせてくれます。

ただ個人的に使用しているのは、FUSE+Lilithの組み合わせですが、これは単に攻めたいだけであって、下のコマンドラインオプションを使っています。

"-t" "26" "-b" "27" "-x" "4" "-g" "0" "%FilePath%%FileName%%FileExt%"

最近のUSB-DACは動的アップサンプリング機能が付いているものが多いですが、やはりディザの感じが合いません。CPUの性能向上はあいかわらずものすごいですが、リアルタイムに上記の静的アップサンプリングの精度を得ることは、当面は無理でしょうし、消費電力の観点からは、それはかなり長い間無理ではないかとおもいます。

Babyface到着から2年たって

青い目をした赤ちゃんのBabyface到着から2年がたちましたが、なんやかんやで現在の設定をまとめておきたいとおもいます。

まずパソコンとBabyfaceの接続には雑誌の付録であったスープラをそのまま使っています。4つほど試しましたが、一番これが安定しています。安定しているという意味は、ソフトウェア的なエラーが出ないという意味です。他はときどき切断されたり、デバイスを認識できないことがありました。たかがUSBされどUSB、不思議です。

Babyfaceは2013年6月現在の最新のファームウェアを適用しています。

問題は愛用のFoobar2000との組み合わせで、Foobar2000+ASIOプラグインは快適なのですが音が気に入らなく、結局、不便なWASAPIプラグインに戻しています。古いバージョンでのFoobar2000+WASAPI(排他)には及びませんが、音の澄んだ様は少しとりもどせたと感じています。


ASIOプラグインではレートの異なる曲、例えば44.1KHzから176.4KHzの曲へ切り替えても、シームレスに継続されますが、WASAPIプラグインでは、レートを変えてあげたり、デバイスの再選択が必要になったり不便です。しかしそれを許容できるほど、音の違いがあります。


テクノドンのお二人によるハイレゾ事情

常に最新の技術を音楽にとりいれてきたドン達が、ラジオでハイレゾについて語っていたので紹介します。



坂本龍一(坂本)>(アナログの名盤は)アナログで聞かないとわかんないですね やっぱり
細野晴臣(細野)>ああやっぱりそうなんだ
坂本>アメリカでもアナログは右肩上がり 伸びてるんですよ このご時勢にね 
   ぜひ買ってくださいよ ターンテーブル
細野>買おうかなっておもってる どこで売ってんだ?(笑) 

坂本>アナログでも デジタルで聞きたいとなるじゃないですか
細野>うん うんうん
坂本>そうするとDSDってのかな DSD録音ってしたことあります?
細野>ああ1bitっていうやつね 意味がわかんないんだけどね(笑) 
坂本>確かに音はいいですよ
細野>良いんだ
坂本>むちゃくちゃいいですよ 

細野>僕はね最近 音がいいというのに疑問があるんだよね
坂本>あーそかそか 
細野>今回(のアルバム)も96KHzでね
坂本>(細野さんから)送ってきたファイルがそうでした ちょっとびっくりしました
細野>ずっとそれ(96KHz)でやってるんだけど はたしてポップスにそんだけのものがいるかな?ってね 

坂本>あのね 今の現状を考えると皮肉なことにCDが一番音がいいんですよ
   CD無くなる無くなるって いわれてるのに 何十年も
細野>(笑) 
坂本>だから将来的なことを考えるなら できるだけ高いレートで録音しておくのがいいんだけど
坂本>現状はそれが44.1(KHz)になってしまう...
細野>うん変換してしまう 

細野>そこがおもしろいところで
   44.1で録ると、そのままCDになるけど (音が)おもしろくないんだよね 
坂本>最終的には44.1になるといっても、(ハイレートで)録ってた方がよくなるんだよね
細野>うんうん

細野>でもそこらへんみんな悩んでるよね
坂本>うん悩んでる 
   でもどんどん大容量になってコンピューターも速くなっているから
   みんな じゃぶじゃぶ じゃぶじゃぶ 使ってますよね みんな
細野>使ってる 使ってる(笑) 

坂本>今192(KHz)とかでやる人もでてきて
細野>192か~ いや~ 使いにくそうだな~
坂本>さすがに重たいですけどね
細野>(192は)SEにはいいいよ 鳥の声 録ったりね
坂本>ああ そうですね 自然界の音なんかはね いくらきめ細かく(録っ)てもね
細野>自然界はすごいレンジで 際限なく広いから 
   ただ音楽にそれが必要かどうかだよね
坂本>うん 

坂本>(自然界の音の)空気の粒まで録れるというのが もちろん比喩ですければ DSDというのがね
細野>なるほど~
坂本>それぐらい質感が違うの
細野>ちょっと興味あるけどね~
坂本>でしょ
細野>(笑)
坂本>めんどくさい?(笑)
細野>うん めんどくさい(笑) 

坂本>あとDSDの機械がないと聞けないから
細野>なんだ
坂本>汎用性がね 

細野>(工程の)ミックスまでは個人的な世界なの
坂本>うんうん
細野>でもマスタリングになると とたんに社会的な耳になるわけ
坂本>わかりますね 
   でも僕は(マスタリングでも)切り替わらなくてね
細野>それは芸術家だからだ(笑) 僕は職人だからね 社会的(な耳)なのよ
坂本>う~ん いいですね それは 

坂本>わざわざ安い機械を買ってきて それで(音を)チェックします?
細野>いや僕の場合はいつも乗ってる車で それでだめだったら だめなの 
坂本>じゃあミックス終わったら車に乗って(笑)
細野>夜中に駐車場の車で 大音量で聞かないとわからないから
   2階に母親が住んでるんだけど 降りてくるんだ どうしたの!?どうしたの!?って
坂本>(笑)
細野>だから走らせながら 大音量で聞いて そこで歪まなければOK 

坂本>以外とね 細野さん最近の(ビヨンセとか)聞いてんるんですよね~
細野>音のチェックだよ ブリトニーとかはいいんだよね音が
   (その点)30年代、40年代のは(音楽は)いいんだけど (音は)分析できない
   最近のを聞くとわかるんだよ どう処理しているかと
坂本>う~ん なるほど 

坂本>アメリカのって音が大きいでしょ
細野>そうなんだよ 詰め込んで 詰め込んで 最近は奥の音を横に持ってきてるんだよね
坂本>そうそう
細野>だからうるさくでしょうがない
坂本>全部鳴ってますからね マスタリングで音量をかせぐというか

坂本>この10年ぐらい そういう競争になってきちゃって
細野>うんうん 
坂本>選挙と同じで人より大きな音で それで評価されちゃう
細野>どうなんだろうね?変な習慣だよね
坂本>でも1回やりだしたら 止まらない
細野>うん 止まらない 止まらない 

細野>セールスの人たちはみんなやるけど 僕たちはね
坂本>うん
細野>気にしない
坂本>大きくしてもセールス伸びないし(笑)
細野>そう うるさい!っていわれちゃうし
坂本>僕もです