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左が今回壊れたHDD(タイ製)で、 右が新たに購入したHDD(マレーシア製) 同じWD製のGreenモデル |
スペック的にはいけそうですが、如何せんどのパーツも3~5年もの。特に回転もののHDDはいつ逝ってもおかしくありません。さて急に右下のトレイアイコンに黄色の三角マークが表示されました。「これはまずいやつだ」とおもいつつクリックすると、インテルラピッド・ストレージ・テクノロジーアプリ(長いので以下「インテルRST」)で下のように表示されています。
2つあるRAID1アレイの片方に含まれる2台のハードディスクのうち、1台が認識されていないとあります。最初は左の表示だったのですが、しばらくすると右の表示に変わりました。「内部の未使用ポート1」が右では黄色い三角が付いた「内部ディスク」に変わりました。
RAID1なので一台が停止しても問題なく動作するとはいえ、このアレイにはOSシステムが存在しているので、残りの1台が壊れると全損します。さらにこのアレイは同じモデルのHDD2台で構成されているので、故障時期が似る可能性があります。よってなるはやで対応する必要があります。
スペア用に用意していたとおもっていたHDDを使ってしまっていたので、ネットで一番早く届くだろうショップを探し注文を済ませます。
RAIDの故障、復旧経験は5、6回あることもあり、また複雑なパラメーターのコマンドを打ち込む必要がないこのインテルRSTという神アプリがあるとはいえ、慎重に進める必要は過去の経験で身に
まずはステータスを確認すると劣化して切り離されたHDDはポート1に接続されていることがわかります。
あとステータス表示が揺れていることが気になったので、あえてここでインテルRSTを2年新しいものにバージョンアップします。正確な情報をベースに作業する必要があるからです。新しくなったステータス画面ではいろいろ情報も整理されているようです。
さて具体的にPCケースの中にあるどのディスクを物理的に取り替えればいいのでしょうか。使用しているマザーボードASUSTek P7P55D-EのマニュアルによるとHDDの接続ポートは全部で6つあります。
ここで注意しなくてはいけないのは、インテルRSTでの今回障害が発生しているポート1とは、このマザーボード上ではインテルSATA2に相当するということです。インテルRSTではポートは0からはじまっていますが、マザーボード上のインテルSATAは1からはじまっています。これは同じインテルテクノロジー用語中での表記ということもあり普通に間違えそうです。もし慎重に進めていなかったら。。。
翌々日にHDDが到着したので、インテルRST上では論理ポート1、マザーボード上ではインテルSATA2に接続されている物理ディスクを交換して起動します。BIOS起動時にも再構築は可能ですが、アプリのインテルRSTが便利なのでOSを普通に起動させます。そして「スペアとしてマーク」をクリックすると、自動で再構築を開始します。
だいだい再構築に6時間ぐらいかかりましたが無事完了です。ちなみに再構築中にも作業は可能です。
なお予め空きポートに予備のHDDを接続しておくと、障害発生時にすぐに再構築することができて便利?です。3年ぐらいなにもないという可能性もありますが、HDD交換作業によるダウンタイムを持ちたくない場合に使えます。または3台でRAID1という方法もありますが、書き込み時のパフォーマンスが冗長になるため落ち込むかもしれません。
関連:インテルRSTで往く8年 ~データそのままHDDのRAID1移行と故障と復旧、OSそのままSSD移行&RAID1化
(その後のSSD2台のRAID1への移行など)