アップサンプリングの結果を目でみてみよう

 膨大な時間をかけた結果どうなるのか。波形表示ソフトとお絵かきツールを使って目でみようとおもう。オリジナルはいつもの衛星アナログBモードPCM音源16bit48KHzで、それを手持ちの各種ツールを駆使してアップサンプリングしていこう。
 
 はじめに2倍アップサンプリング24bit化したもの。これだけでだいぶ情報量が増えてなめらかになっているのが確認できる。データサイズは16MBが48MBになっている。ちなみに24bit化だけしたものは24MBである。


 次に4倍の24bit192KHzとの比較だが、表示ズームを8倍にしている。横軸で1つの階段の間に、4つ入っているのがわかるだろう。サイズは16MBが96MBとなっている。なお32bit192KHzも用意したのだが(サイズは128MB)、手持ちのWaveLabでは表示できなかった。残念。


 次に2倍、4倍をずらして表示させたもの。


 最後に再生環境はもっていないが8倍アップサンプリングの24bit384KHzにしたものと比較している。サイズは16MBが192MBになっている。ここまでズームすると192KHzの波もがたついて見える。


 最近出たOnkyoの機器のようにPCハードウェア面でも32bitの数字がみえはじめた。384KHzも時間の問題かもしれない。しかし現状は音源が全く追いついていない。また動的アップサンプリングはどうしてもリアルタイムの処理能力の範囲でしか精度を上げられない。現時点でも静的アップサンプリングに比べて、計算量の桁が3~4違う。
 ということは一層この静的アップサンプリングが活躍するのかもしれない。このブログのタイトルが「パソコンで 32bit 352.8Khz/384KHzの音楽を聴く」となる日はいつになるだろうか。