Artur Rubinstein:ショパン夜想曲全集Ⅰ

 ソースはCDで16bit44.1khzでロスレスでリッピングしたものを、24bit176.4khzにアップサンプリングした。WavPack後のサイズは計1.42GB。

 アルトゥール・ルービンシュタインの名盤。ソースの録音が古いがなんのそのアップサンプリングしても無音部でほとんどノイズがみられないのは、CDマスタリングとしても名盤だとおもう。
 さてこの中の作品27は、はじめてきいたとき涙が止まらなくなった曲。CDの1曲目から圧倒はされていたが、後半の7曲目の27の1からなにやらただならぬ気配。次の8曲目の27の2で完全に降伏、しばらく動けないほどの衝撃を受けた。
 アップサンプリング後、ピアノのきらめきは美しくあだやかになり、かけのぼる音もしっかりくっきりと聞こえる。ピアノのタッチ1音1音が次どうなるのかと、はじめて聴いたときのような気持ちになる。