
以前の番組ページは、よく使われるカレンダー形式で、今月の番組が1画面で、そして来月の番組も、先月の番組は1画面1クリックで表示されるシンプルながら番組の放送スケジュールに適したインターフェイスであった。
しかし、今月から縦長スクロールでみせるというインターフェイスになった。最後の番組まで15画面以上縦にスクロールしなければならず、カレンダーのように週単位、曜日単位の切り口で番組をみることができなくなった。一人の視聴者として、また仕事柄このような税金の無駄使いにはいつもながらがっかりさせられる。

まずだめもとで「以前のようにカレンダー形式でみれる方法はあるか」。システムの都合という理由で却下だろうが、これは決して”慣れているので以前のがいい”というものではない。番組の放送形態に今回の新しいインターフェイスは”構造上適さない”だけである。
次に「演奏内容の収録日、もしくは再放送か否かを表示してほしい」。これは重要である。たとえどんなに優れたアーティストであって、演奏する日によって名演奏もあれば、そうでない日もある。またアーティストによっては毎年のように来日して、同じような得意曲目を演奏するわけなので、きちんと表示しないといけない。

そして最後に意見したのが「番組の放送モードの違いを表示してほしい」。これはBモードなのかAモードなのか、5.1サラウンドなのかといった放送技術の情報ではあるが、クラシック倶楽部の価値をもたらしている情報である。また先のようにコンテンツの価値を左右する情報としても大事である。データベース化するならしっかり記録しておくべきである。

他にも多数の意見が寄せられたのかもしれない。数日後には早速対応がされ改善がされた。収録日や放送モードの表記がついたことがわかるだろう。ただ再来週分からであり、これまでの放送分は対応されていない。データベースコミットの都合上というのがだいたいわかるのだが...
いずれにせよ地デジに代わってしまう2011年7月までは受信料を払う価値はある。それ以降は見いだせないことは変わらない。リニアPCM放送がはじまるのなら別だが。だからがんばれNHK。