いい電源ケーブル、電源タップがほしい 根岸通信

 一ヶ月ほどかかってようやく新調したPCのオーディオ再生問題が片付いたので、足回りを固めていこう。電源だ。いったんこれに入り込むと戻ってこれない世界であり、その深淵に至った人はマイ電柱なるものを家に建ててしまうほどの魅力がある。
 電源で音が変わるのかという人もいるようだが、手持ちのDENONのCDプレイヤーの電源ケーブルを交換した時の感動は忘れない。ピュアオーディオシステムの方は、システム相応のささやかな電源整備をしているが、これまでPCの方は全く手付かずだった。今回PCの電源ユニットも自作ということもあって整備したので、合わせて基礎づくりをしていこう。
 二週間ほど知人より、電源タップはCHIKUMAのPS-60HGT、電源ケーブルに根岸通信 N2 ZAC1 シールド加工を借りていた。エージングが十分に済んでいたものだったので、音のしまり安定性の改善がすぐに確認できた。
 そこで電源タップ、ケーブルの選定に入るのだが、しめて20万そこらのPCの電源ケーブルに10万とかかけてもバランスがよくない。また日頃からちょっと高すぎるんではないの?とおもっていたので、試用期間で知った根岸通信の電源タップと電源ケーブルが、リーズナブルな価格であったこともあり「試作」を依頼した。

 電源タップはエントリーモデルに1mの延長と、デッドニング処理をオプションで追加したもので。ケーブルは固く取り回しが難しいので、延長しておいてよかった。壁コンからPCまで1mもないが、ゆったりととりまわしをさせるとちょうどいい長さだった。

 電源ケーブルもエントリーモデルで、シールド加工なしのデフォルトのものを3本依頼した。こちらも固くとりまわしは難しく、「いい」感じだ。

 ちなみに借りていたシールドオプションあり(内側)と並べてみるとこのようになる。外見上はぱっとみ違いはわからないが、ケーブルの保護メッシュの中をよくみると少し色が違う。この照明の下では黄色くみえる。

 明工社のホスピタルグレードに換装済の壁コンセントに接続したところ。ガシッ!。

 最後に、電源タップに電源ケーブルを2本と、アルミテープでシールド?されてしまったヘッドホンアンプのACアダプタが接続されたところ。ガシッ!、ガシッ!、カチ?。ACアダプタは2ピンだったか...。

 2本のケーブルのうち1本はPCに、2本目はメインディスプレイに接続されている。ディスプレイも落ち着いた表示になるのが確認できる。あと1本はサブディスプレイに接続しようとおもっていたが、啓蒙のために家族にプレゼントしよう。スルー必至ではあるが...