ONKYO: SE-300PCIE

 2月中旬から予告されていたONKYOの新サウンドカードが発表された。SE-90PCIでPCオーディオに魅せられた者としてはぜひ試したい一品である。
 SE-300PCIEの入出力、機能をみるとPCサウンドカードの機能はもれなく含んでいて、エントリーモデルで聞き始めたユーザの、買い替え、アップグレード先としての位置づけになっているようだ。これを超えるポジションのものはもはやRMEぐらい思い当たるものがない。
 アップサンプリング野郎としては176.4KHzの再生可否が不明で気になるところだが、前の記事でもふれたとおり、ソフトウェア、ドライバの品質も気になるところである。ここ半年でいくつかのDACを、各種ハイサンプリングレートを長時間試してきたが、これからはドライバの品質が最重要であると強く思わされている。いくらハードがよくてもだめなのである。ユーザからフィードバックを元にドライバ改善ができるメーカーは、例え最初はだめにしても、コストがかかるにしても、後々他社にはない強みとなっていくのではないだろうか。