すごいぞ早くも2代目?/UDAC32

 ラステーム社よりまた「UDAC32」というUSB-DACが出ている。小型でヘッドフォン出力が付いたDACという視点でみると、昨年末に悩ましてくれたRUA220の後継機のように見えるが、系統からいうとハイエンドのUDAC192の流れにあるらしい。しかしまあ、小型USB-DACという食卓のメニューは半年前とだいぶ様子が違うぞ。
 さて系統が違うといっても、どうしてもRUA220と比べてみたくなる。フロントパネルの様子はだいぶ似ている。やはり気になるのはディスプレイの存在である。ノイズ対策をしていますとはあるものの、目立つ故に気にはなる。あとヘッドフォン端子がミニジャックから標準に代わっているのはいい点だ。
 さて形は似ているのに価格は4割増となっている。どこが違うのだろうか。DAC自体は各社標準採用の感もあるPCM1795となっている。通常上位機種になると電源まわりが強化されていくのだが、サイトの記述やスペックをみる限りよくわからない。重量も600gとまったく同じであるが、ACアダプタが変わったのだろうか。
 
 ところでタイトルに「すごいぞ」と書いたのにはもう1つ思いがある。ラステームはかなり初期から各社で起きているハイサンプリングレート再生時の問題と対処法、状況などを全てではないが(何で知っているかは聞かないでください...)を明らかにしている。こういうところは素晴らしく、今後も期待したい会社と思わせるのである。