RME Babyface/最初のハードル ボリューム調整いろいろ

 このBabyfaceは正直、他のUSB-DACに比べて最初はとっつきにくいところがある。左のE-MU社の製品にも似たソフトウェアミキサーというかパッチミキサーもそうである。これをみるとBabyfaceの系統は一般向けのPCオーディオ機器ではなく、やはりDTM愛好家向けの機器の流れにあるんだなとおもう。しかしボタンを押すとファンタム電源を供給します!なんて思いもつかなかった。

 また購入直後は本体上部に縦に2本並ぶ黄緑のLEDがぴかぴか点滅していて、なんの意味がわからなかったが、左下のSelectボタンを「Phones」に設定すると、出力レベルが表示されるようになる。そして中央の丸を左右に回すことで音量の調節ができる。そしてその設定は、ミキサーのマスタのレベルと連動している(画面上で動くことが確認できる)。

 あと最近のPCはスリープモードであってもUSBに給電されるが、このBabyfaceはUSBバス電源で動くため、LEDランプは消えず通電状態のままになる。本国のエンジニアの話によれば、「スリープからの復帰時に起きる諸問題に比べればこちらの方がましです」とのことで。さすがドイツだ!