USBはもう176.4KHz/192KHz...降るときは土砂降り/RUA220

 なんでUSBDACでは対応が96KHzまでなのかと嘆いた「USBは96KHzまで...」はわずか一ヶ月前のことだが、もう遠い昔のようだ。ラトックシステムからでた192KHz対応のUSBDACに喜んだ「USBも176.4KHz/192KHzまで...」もつかの間、ラステーム社からも192KHzに対応したUSBDACへの「RUA220」が登場した。まさに降るときは土砂降りだな~。
 
 ラステーム社からも出るだろうなとはおもっていたが、まず驚いたのがその価格である。10万超を予想していたが、7万のラトックシステムのRAL-24192UT1の価格をも大きく下回ってきている。しかも製品パンフレットにある高精度発振器や電源まわり、ヘッドフォンアンプの技術的な説明文は、何か熱くさせられるもので否応無く盛り上げられてしまう。液晶に写真?はご愛嬌として、ラトックシステムのそれより本体重量が重いのもいい。

 とふと気づく。そうだもうラトックの方を注文してしまったんだ。こうなると人間は不思議なもので、自分の選択が正しかったこと弁護をしようと両機の製品ページを比較しはじめる。そこでまたふと気付く。いや、そもそも予約時点では製品比較というのはできなかったんだ。ただUSBで24bit176.4KHz/192KHZが鳴ってくれればよかったのだ。

 そう考えるとこの数週間でなんと状況が変わったことか、と改めておもう。来年にはWindows7SP1でUSB AUDIO2.0ドライバが標準で配布されるかもしれないし、もっと同様の製品が市場に出てきて、パンフレットを並べ比較するというあの独特の楽しみが増えているだろう。一方わたしといえば、今は静かに予約した製品が来るのを待つのである。